第2回 パワースポットは貴方の内にある 〜2〜
2011年10月16日
そこで、使っていただきたいのが、内なるパワースポット「大脳辺縁系の側坐核」。
いわいる快楽中枢です。ここは、性的刺激やある種の違法薬物によって引き起こされる「ハイ」な感覚と関連している場所です。
ここを人工的に過度に刺激すると、人は抜き差しならない依存症に陥ってしまい、良くない結果を招くのですが、ほんのちょっと、気分が良くなる程度、ドーパミンが少し出る程度の刺激を与えてあげれば、心地よさを感じることができ、行動にも学習にも意欲が湧いてくると言います。
そう、ここがポジティブなパワーを生み出してくれる場所なんです。
どこにも出かけて行く必要はありません。高価な開運グッズも必要ありません。
鏡に写る自分を見て、にっこり微笑んであげるとか、自分のことを少し大目に見てあげるとか、好きな音楽を聴くとか、好きな色に囲まれるとか、眺めているだけで幸せな気分になれる「自分だけの宝物」を手に入れるとか。。。
ほんのちょっと、自分を喜ばせてあげるだけでいいんです。 すると、快楽中枢が刺激されて、幸せでポジティブな気持ちになってきます。最初は難しくても、めげずに、何度も何度も、鏡に向かって微笑みかけてみてください。ちょっとだけでいいから自分を甘やかしてあげてください。喜ばせてあげてください。
「幸せの輪っか」に書き込んだ、小さな行動を起こすのも、良い方法です。わずかでも、すぐに効果を発揮し、達成感を得られるポジティブなアクションを起こし続けて、毎日少しずつご褒美をもらい続けることができれば、常に満足感が得られます。
そして、その喜びの記憶を心に貯めておいて、時々思い出す努力をする。それだけで、心の中は、Petit Happyな気分で満ち溢れてきます。
こうして得た小さな幸せは、どんどん伝染していきます。まずは自分の中で広がります。幸せの輪っかの隣の枠へと、波及していきます。
明るいポジティブな自分が起こす行動は、次から次へとPetit Happyを引き寄せてくれます。車輪の中をぐるぐる回り広がる幸せはパワーを増し、周りの人にまで伝染してきいます。そして、人に伝染した幸せは、また、自分に戻って来ます。
だからこそ、自分が幸せになることが大事なんです。自分で、自分を幸せな気分にする!
他人が幸せになったと言われている場所に立っても、何も変わりません。それより、大事なのは、うまく自己暗示をかけること。
そういう意味で、雰囲気が良く心地よいと感じる場所や物を、暗示を助けるグッズとして使うのは良いことかも知れません。でも、あくまでも自分で自分を幸せにすることが大事!
「自分は幸せ者だ」と、自分に思い込ませることができたら、こっちのものです。自分を幸せにすることができる人は、自分の内側に「パワースポット」を持っている人です。そういう人は、どこに居たって、そこがパワースポットになるのです。